神社で用いられる言葉には一般的でないものが数多くあります。
ここでは、それらの一部を紹介します。
◎絵馬
日本では古くから馬が神様の乗り物として神聖視され、祈願や祭りの際に神の降臨を求めて、神様の乗り物とされる馬を奉納していましたが、それが簡略化され馬形に変わり、さらに板に馬の絵を描いたもの―すなわち絵馬が出来たとされています。
◎門松
正月に家の門口に立てる松の飾り。本来は年神の来臨する依り代で、中世以降は竹も一緒に飾ることが多くなっています。
◎手水舎
手を洗う水を「てみず」ということから付けられた名称。「ちょうずや」とも読みます。神域に入るために、手や口を清めるための施設。
◎初穂料
初穂とは秋の収穫時に最初に神様に奉献する稲穂の事です。当初は穀物の初穂を神前に供えていましたが、後に稲穂の代わりに金銭が用いられるようになったため、現在神社へ納める金銭の事を「初穂料」というようになったのです。
◎破魔矢
「はま」の語源は明らかとされていませんが、古くは弓矢で射る的、もしくは的射の競技を意味する語であったとされています。今日では魔を破るから破魔矢であるという説が有力とされています。
◎鳥居
神社の神域の入口を示す門。聖域と俗界を分けるものです。天照大御神様が天の岩戸にお隠れになった際に神々が天の岩戸を開こうとして長鳴鳥(ニワトリ)を鳴かせた止まり木から鳥居の考えが起こったという説もあります。
◎授与所
御札やお守りを受ける場所。
Copyright(C)
izumotaisya-sagamibunshi.
All Rights Reserved